コラム「技の記憶について(脳科学からのヒント)」

人間の記憶にはふたつあるそうです。頭の記憶と技の記憶。
頭の記憶というのは、受験勉強など具体的に内容が言葉で言えるような頭で覚える記憶。
技の記憶というのは、食事の仕方とかスポーツのやり方など体で覚える記憶です。
前者と後者では、脳に保持されている場所が違うということです。
頭は「海馬」と言う部位に,技は「小脳」に記憶するそうです。
例えば事故などで海馬が破壊された場合頭で覚える記憶は失われますが、技の記憶は失われないそうです。
タッチタイピングというのは、技の記憶になります。
頭の記憶というのは一度にがんばって暗記したりということができますが、 技の記憶というのは何度も繰り返すことで覚えるという性質があります。
例えば、自転車を初めて乗りこなす時のようになんども失敗して初めて体が覚えてくれるのです。
タッチタイピングも同じく何度も繰り返し練習する事で指が記憶します。
そして、自転車と同じように一度覚えたら忘れません。

「脳を究める」立花隆著(朝日新聞社刊)を参考にしました。